当農園ではインターンシップ生を募集しています。

現在までに26名を受け入れ、16名が就農しています。

 

                                             農業インターンシップ研修

   

 農業という職業が自分のイメージと合っているか、農業に適性があるかなどを、

体験を通じて確認する研修です。

 体験期間

短期:1日~7日間、中期:20日間 (体験日は当農園と調整。

連続でも、飛び飛びでも可)

 傷害保険

   保険料は公益社団法人ひょうご農林機構が負担します。

 インターンシップの期待される役割

  農作業体験を通じて動植物を育てたり、成長の過程に触れて就農への意欲を醸成する。

  実践の場に触れ「自分の手に負えるか」を確認し就農への是非を固める。

        このホームページのcontact から お問合せ下さい。

 

最新の研修生の日誌を公開します(受講者氏名は変更しています)

 

インターンシップ研修に係る指導状況日誌

 

親方農家氏名

五 島 隆 久

指導受講者氏名

有機太郎

 

○指導状況                     

 

日 付

指導を受けた内容

感想

親方農家意見

1日目

 

4月15日

 

①ダイコンの収穫〜出荷

・同じ圃場内でも場所により生育が異なる

 こと、収穫するダイコンの見極め(選別、

 間引き)

・洗浄、梱包、出荷(宅配業者への持ち込み)

②さつまいもの育苗畝周辺の除草

・鎌の使い方(安全作業)

・雑草の種類と抜き方の違い

③その他

・運搬車の構造、操作方法

・五島農園様の全圃場の見学

・現在の販路や価格設定など、販売や経営に

 関する状況の説明

作物栽培以外の業務(販売・出荷)に費やす時間や必要な設備・施設が思い描いていた以上に大きいことをまず体感いたしました。

また、わずか半日の除草作業でしたが足腰への負担が大きく、1町歩まで広がった農地をご夫婦お二人で管理されていることに感銘を受けております。これまでの試行錯誤や工夫のうえに成り立っているものと確信しております。少しでも多くノウハウを学ばせていただきたく、引き続きよろしくお願いいたします。

学校のカリキュラムのように初級・中級・上級と作業が進むわけではないので、いきなり上級作業となることが多いと思いますが、できるだけ座学的な要素を盛り込みながら進めたいと思います。

 

 

 

 

2日目

 

4月21日

 

①土づくりの初期作業

・緑肥(えんばく)の播種、覆土、鎮圧

・圃場の掃除(石拾い、マルチ剥がし)

②農機の操作方法

・軽トラ(MT車)、トラクターの運転

・刈払機の操作方法、タイプの違い

③その他

・農地探しや契約の注意点

・水稲栽培の基礎知識(工程)

緑肥の利用など、土づくりへのこだわり、情熱を感じました。土壌養生など、研修終了後も引き続き勉強させていただくことを希望します。

また、様々な農機を使いこなすことの必要性を改めて認識しました。刈払機やトラクターの操作は貴重な経験となりました。今後も新たな作業に携わる機会を与えていただけると幸いです。

農家の常識が非農家にとってみれば非常識なことが多々あるので、私の失敗を伝えていこうと思います。

農業機械については、操作よりメンテナンスが重要です。

この点も、知りうる限り伝えていこうと思ってます。

3日目

4月28日

①ビニールハウスの張り替え

ビニールの張り替え作業を通じてハウスの細部やそれぞれの部品に特別な名称があることを学びました。

このような作業は一人でできるものではなく、農業には人脈、協力者が必要であることを痛感しました。

漠然と『就農したらハウスを数棟建てて・・・』という甘い考えを打ち消すきっかけとなりました。

新規有機農業就農者は、昔から横のつながりが強く、栽培技術やら、品種情報、ハウスのメンテナンス作業等みんなで協力するというスタイルが多いです。地域の中で孤独だったという歴史なのでしょうか。でも、最近は、ハウスのメンテナンスも業者に頼む人が増えているようです。